Q5D Technology Limited(イギリス)

導体を用いた積層造形技術。従来の配線をなくし、スペースと重量を節約。

#ワイヤーハーネス #ロボティック #オートメーション #労働力削減 #品質向上 #軽量化 #サプライチェーンの短縮

ピッチ開催日

2023/10/19

商談会開催日

2023/11/8-9

ピッチ(英語の音声は日本語の音声の後に始まります)

カテゴリー:

ロボティクス

DX

グリーンテック・カーボンニュートラル・新エネルギー

製品・サービス:
Q5Dは、配線処理の自動化、コスト削減、品質向上のため、ロボット技術を採用しています。現在行われている配線は通常手作業で、工程が高額のうえミスをしやすい作業です。

強みやメリット:
配線は手作業で行われ製品に組み込まれます。これは時間がかかるうえに、コストがかかり、エラーが発生しやすい工程です。Q5Dの技術は、ワイヤー、プリンテッドエレクトロニクス、ポリマーを製品の表面に直接蒸着させることでこの工程を自動化しています。ここでいう製品とは、航空機の座席、車のドア、ヘアドライヤーなどです。
Q5Dの技術は、ロボット添加剤技術と高度なコンピューター支援製造ソフトを使い、製品の表面に直接電気伝導体を追加します。これは3種類の異なるテクノロジーを一つの機械に組み込むことで実現しています。
1) 埋込配線:Q5Dの配線ツール(エンドエフェクタ)が、製品または構成部品の表面に直接ワイヤーを蒸着させます。この表面は、プラスチック製のスルーインジェクションモールドや合成素材等どんなものでも可能。データおよび電力を加えることについて、様々なタイプおよびゲージのワイヤーが使用可能。
2) プリンテッドエレクトロニクス:Q5Dは、複雑な形の絶縁表面に高度導電トラックを作成するため、高速プリンテッドエレクトロニクスを採用。導電性インクのスプレー用と硬化および成形のための強力レーザー用という、2つのエンドエフェクタを使用。
3) ポリマー特性:Q5Dは、既存の複雑な形態の表面に多種多様なポリマーを焼き付けます。これによりワイヤートラップの作成、または実装位置や硬度強化のための模様等の特性を追加することによって表面の調整が可能。
Q5Dの技術には、製造コストの削減、品質の向上、より軽量で小型ながら高い機能を発揮する製品といった、大きなメリットがあります。
多くの先進国では、何十年も生産性の上昇が頭打ちの状態となっており、国民の高齢化もあり生活水準を圧迫しています。非効率をターゲットとしたAIやロボティクスという技術は、戦略上必要な存在です。配線用ハーネスの自動化によって、製造作業を取り戻すことができ、サプライチェーンの簡略化や回復力の向上につながります。
ネットゼロの達成には、全ての電化が必要です。Q5Dのプロセスは必要なアンピニングテクノロジーを提供し、車と航空機両方の重量を大きく引き下げます。このテクノロジーが完全に採用されれば、世界中の二酸化炭素排出量を百万トンの単位で削減することができるでしょう。この重量削減の25%は、供給が不足し価格が上昇している銅です。
オートメーションは、ヒューマンエラーを削減し、信頼性を高めます。また経年による絶縁体へのダメージや他のワイヤーまたは部品との摩擦による劣化等、より一般的な障害を防ぐためにも使用できます。Q5Dの技術によって、ワイヤーはより高い保護のために一本一本固定され、ポリマーに重ねて焼き付けられます。英国の一般家庭における火事の50%は配線が原因です。
Q5Dの技術は、エンジニアがより素早く自分の構想に気付くのを可能にします。構想を効率的に実物体にすることを可能にするのです。これによりデザインサイクルが加速されるほか、製品の構造的および電気部品のデザイン性を高め、コンピューターによるデザインツールをあますことなく活用できるようになります。

ビジネスモデル:
Q5Dは配線用ハーネスの製造は行わず、配線用ハーネスサプライチェーンに機器、ソフトウェア、サービスを提供します。分野にとらわれず、OEMではない配線ハーネスと部品メーカーを主にターゲットとしています。これらの企業の中には、特定の業界と密接な関係を持つメーカーも、また様々な業界の委託を受けるメーカーもあります。
Q5Dは、クライアントがサブスクリプション料金を支払い、ハードウェアとソフトウェア、そして必要に応じたトレーニングとサポートを受けるHaaSモデル採用を目指しています。
この契約期間は36か月とし、この期間終了後にハードウェアは最新技術を採用したものにアップグレードできる仕組みとなります。経験豊富はカスタマーのための標準プラン、およびより頻繁なサポートを必要とする新規カスタマーのための強化プランを用意する計画です。
カスタマーの契約期間は長期になる場合がありますので、技術アシスタントセンター(TAC)を設けました。カスタマーはHaaSを注文する前に当社のエンジニアとコンタクトを取り、テクノロジーを試すことができます。TACでは、導入可能性の調査から製造トライアルまでをお手伝いします。

希望する商談内容:
【ターゲットとなる部門・分野】
特に配線ハーネス企業に興味があります。
また、自動車、家庭および工業電気分野にも興味があります。

【形態】
技術提携、販売代理店、概念実証パートナー

推薦機関

大阪商工会議所 国際部

TEL:06-6944-6400

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